文化人

927 ~ 927

 三沢勝衛 郷土地理研究者、教育者。明治十八年~昭和十二年。信更町三水の人。太陽黒点の観測から新星を発見した。県下の小中学校で教えた。発表論文一二四編、著書に『郷土地理の見方』『新地理教育論』などがある。膨大な量の研究資料は諏訪清陵高校の「三沢勝衛先生記念文庫」に収められている。門下から優れた学者、研究者を輩出している。

 冨田斅純(こうじゅん) 真言宗の高僧。明治八年~昭和三十年。信州新町松尾家に生まれた。三水長勝寺の養子となり、住職となった。豊山大学長、東京中野高等女学校を設立し校長となる。新義真言宗豊山派管長・大司教大僧正等をへて昭和二十四年長勝寺再住職。『新義真言宗史』『秘密辞林』など著書が多い。

 小出聖水(せいすい) 書家・書道教育功労者。明治四十二年~昭和五十年。安庭の出身。日展審査員。