1. [口絵]
  2. 刊行のことば
  3. 緒言
  4. 例言
  5. 長野市の変遷図
  6. 調査地
  7. 長野市誌 第十巻 民俗編 目次
  8. 序 長野市の民俗
    1. 一 歴史と民俗
      1. 過去と歴史
      2. 生活の変化
      3. 文献と言い伝え
      4. 民間伝承による生活文化の再構成
      5. 『長野市誌 民俗編』まで
    2. 二 本書の構成と記述
      1. 事項別の記述
      2. 総合的な把握と記述
      3. 過去から未来へ
      4. 実感する民俗編
  9. 第一部 長野市域の民俗
    1. 第一章 生活となりわい
      1. 第一節 日々の暮らし
        1. はじめに
        2. 一 すまい
          1. 1 屋敷の配置
            1. 屋敷取り
            2. 社会生活上の規制
          2. 2 屋敷と家屋
            1. 屋敷の構成
            2. 屋敷内の建物
          3. 3 母屋のつくり
            1. 母屋の構造
            2. 母屋の間取り
            3. 土間の用途
            4. 茶の間の用途
            5. お勝手の用途
            6. 座敷・小部屋の用途
            7. 廏の用途
            8. 人の一生と間取り
          4. 4 家の普請
            1. 家を建てる
            2. 地づき
        3. 二 きもの
          1. 1 労働ときもの
            1. 男性の野良着
            2. 女性の野良着
            3. モンペの普及
            4. 町の人びと
          2. 2 気分の浮き立つ日
            1. 正月着と盆かたびら
            2. チョイチョイギ
            3. 休み日
          3. 3 儀礼と着物
            1. こどもの晴れ着
            2. 婚礼
            3. 葬式
        4. 三 たべもの
          1. 1 ふだんの食
            1. 御飯
            2. 漬物
            3. おかず
            4. 調味料
            5. 間食
            6. 病人のためのたべもの
          2. 2 四季折々のハレの食
            1. 飢えと戦う
      2. 第二節 交通と交易
        1. はじめに
        2. 一 交通
          1. 1 旅と交通
            1. 主な道
            2. 交通の施設
            3. 旅の民俗
          2. 2 暮らしと交通
            1. 道の管理
            2. 田畑に入る道
            3. 運搬の方法
        3. 二 交易
          1. 1 行商
            1. 種類
            2. 薬売り
            3. 海産物売り
            4. 青物商い
          2. 2 振り売り
            1. 振り売りされる物
            2. 振り売りの口上
            3. 季節を伝える
          3. 3 仲買
            1. 繭買い
            2. 穀物買い
            3. 麻の仲買
            4. その他
          4. 4 縁日と市
            1. にぎわう縁日
            2. 市と夜店
            3. せり市
            4. 掛け買いの決裁
      3. 第三節 村のなりわい
        1. はじめに
        2. 一 里のなりわい
          1. 1 里のなりわいの特徴
            1. 水田稲作への集中
            2. さまざまな農間の生業
          2. 2 水田
            1. 田のあり方
            2. 田の面積表示
            3. 乾田と湿田
            4. 水田二毛作
          3. 3 用水
            1. 用水源
            2. 水を温めるための施設
          4. 4 伝統的な水田作業(昭和初期)
            1. 田仕事の始まりの目安
            2. 田の耕起
            3. 苗代
            4. 畦畔の整備
            5. 代掻き
            6. 田植え
            7. 水管理
            8. 除草
            9. 田の排水
            10. 収穫
            11. 乾燥
            12. 稲こき
            13. 籾摺り
            14. 俵詰め
        3. 二 山のなりわい
          1. 1 山のなりわいの特徴
            1. さまざまな生業
            2. 商品作物の栽培
          2. 2 畑作
            1. 小豆・大豆
            2. そば・粟・稗・きび
            3. 養蚕
            4. たばこ
            5. りんご
            6. 楮・和紙
          3. 3 山や川を利用したなりわい
            1. 薪伐り
            2. 炭焼き
            3. 漁撈
            4. 狩猟
            5. 採集
          4. 4 里への出稼ぎ
            1. 田植え作業の代行
            2. 田起こし・代掻き作業の代行
            3. 里への出作
    2. 第二章 生活とつきあい
      1. 第一節 地域社会の構成と運営
        1. はじめに
        2. 一 地域社会の統合
          1. 1 区と役員
            1. 区と町内
            2. 区・町内の役員
          2. 2 区有財産を受けつぐ
            1. 区・町内の共有財産
            2. 区有財産の権利
        3. 二 生活環境の維持と共同
          1. 1 共同の仕事
            1. テンマとカンヤク
            2. テンマ・カンヤクの仕事
          2. 2 共同の仕事の基準
            1. 出不足料と一人前
            2. 請負仕事
        4. 三 開発伝承と祭祀
          1. 1 開発伝承
            1. 村の発生
            2. 豪族の村
            3. 移住による村
            4. 湖底だった村
          2. 2 祭祀と祈願
            1. 鎮守祭祀
            2. 共同祈願
            3. 農休み
        5. 四 援助と制裁
          1. 1 経済的援助と火事
            1. 村の援助
            2. 火事と相互扶助
          2. 2 制裁と除外
            1. ムラハチブ
            2. 制裁と解除
        6. 五 組と互助
          1. 1 村の区分
            1. さまざまな区分
          2. 2 組の役割と互助
            1. 行事とつきあい
            2. 町場のつきあい
      2. 第二節 家と本・分家集団
        1. はじめに
        2. 一 イエを守る
          1. 1 イエの継承と先祖祭祀
            1. イエの継承
            2. 先祖をまつる
          2. 2 主婦と隠居
            1. 主婦の座
            2. 隠居
        3. 二 本家と分家
          1. 1 分家を出す
            1. 分家する
            2. 本家・分家のつきあい
          2. 2 本・分家集団
            1. 呼称
            2. 共有するもの
            3. 集まる機会
            4. 寺と檀家
      3. 第三節 仲間
        1. はじめに
        2. 一 年齢集団
          1. 1 こども仲間
            1. こども仲間の名称
            2. こども仲間の年齢
            3. こども仲間の活動
          2. 2 若者仲間
            1. 若者仲間の呼び名
            2. 加入者と加入年齢
            3. 活動内容
          3. 3 その他の仲間
            1. 壮年仲間
            2. 婦人仲間
            3. 老人仲間
            4. その他
        3. 二 講仲間
          1. 1 代参講
            1. 伊勢講
            2. 戸隠講
            3. さまざまな講
          2. 2 地域の講
            1. 蟇目講
            2. えびす講
            3. 念仏講
            4. 観音講
            5. 報恩講
            6. 道祖神講
            7. さまざまな講
          3. 3 庚申講
            1. 名称と講員
            2. 目的
            3. 庚申の祭り
    3. 第三章 生活とこころ
      1. 第一節 生活のリズム
        1. はじめに
        2. 一 正月
          1. 1 正月準備
            1. すす掃き
            2. 松迎え
          2. 2 年取り
            1. 年神棚
            2. お飾り
            3. 年取り魚
          3. 3 正月
            1. 元旦
            2. 仕事始め
            3. 初墓参り
        3. 二 小正月
          1. 1 予祝行事
            1. 物作り
            2. もぐら追い
            3. 成木責め
          2. 2 道祖神祭り
            1. 道祖神の祭り
            2. ドンドヤキ
        4. 三 春から夏へ
          1. 1 春
            1. 節分
            2. 初午
            3. 雛祭り
          2. 2 初夏
            1. お八日
            2. 五月節供
        5. 四 七夕と盆
          1. 1 七夕
            1. 七夕飾り
            2. ネンブリ流し
          2. 2 盆
            1. 盆の準備
            2. 新盆
            3. 迎え盆
            4. 送り盆
        6. 五 秋から冬へ
          1. 1 秋
            1. ミサヤマ
            2. 風祭り
          2. 2 月祭り
            1. 十五夜
            2. 十日夜
            3. 道具じまい
          3. 3 冬に向かって
            1. 神無月
            2. えびす講
      2. 第二節 信仰と芸能
        1. はじめに
        2. 一 神々と祈願
          1. 1 村の神
            1. 氏子
            2. 祭りの供物
          2. 2 屋敷神
            1. 屋敷神
            2. 屋内にまつる神
          3. 3 道祖神の祭り
            1. 呼び方と形態
            2. 祭り
          4. 4 祈願の諸相
            1. 雨乞い
            2. 虫送り
            3. 風祭り
            4. 疫病防ぎと送り
            5. 病気回復の祈願と礼参り
            6. 安産祈願
        3. 二 民俗芸能
          1. 1 芸能
            1. お田植え祭り
            2. 獅子神楽
            3. 山車屋台
            4. 地芝居
            5. 盆踊り
            6. 旅芸人
          2. 2 競技・遊び
            1. 競技
            2. 幼児をあやす
            3. 男子の遊び
            4. 女子の遊び
            5. 雪遊び
      3. 第三節 命のありかた
        1. はじめに
        2. 一 出産と三月児
          1. 1 命の誕生
            1. 妊娠の知らせ
            2. 安産祈願
            3. 出産
            4. 出産後の祝い
            5. 産婦のヒアケ
          2. 2 こどもの祝い
            1. お宮参り
            2. 食い初め
            3. 子守り
            4. こどもの成長と祝い
            5. こどもからおとなに
        3. 二 新しい生活
          1. 1 結婚に向けて
            1. 縁談
            2. 婚約
          2. 2 結婚の祝い
            1. 初婿入り
            2. 荷送り
            3. 入家儀礼
            4. 婚礼
            5. 結婚後の生活
        4. 三 老いをむかえて
          1. 1 厄年と年祝い
            1. 厄年
            2. 年祝い
          2. 2 つぎの世代に
            1. 老人仲間
            2. 相続と隠居
        5. 四 見守られる命
          1. 1 臨終の儀礼
            1. 死の予兆と忌み
            2. 魂呼び
            3. 臨終
            4. 死者への供物
          2. 2 葬儀
            1. 告げ人
            2. 葬式の準備
            3. 納棺
            4. 土葬から火葬へ
            5. 野辺送り
            6. 野辺送りのときの服装
            7. 野辺送り後
            8. 御斎
            9. 特別葬法
          3. 3 供養
            1. 位牌分け
            2. 年忌供養など
            3. 新盆など
  10. 第二部 民俗の諸相
    1. 第一章 自然と生活
      1. 第一節 風土の民俗
        1. はじめに
        2. 一 長野盆地の風土
          1. 1 平の風土
            1. タイラ(平)
            2. 水田稲作への集中
            3. 水田のさまざまな利用
            4. 忙しい農作業
            5. 農耕の祈り
            6. 足りない水
            7. 山からの啓示
          2. 2 山の風土
            1. ヤマ(山)
            2. さまざまな生業の組み合わせ
            3. 棚田と傾斜畑
            4. 地すべり
            5. 焼ける大地
            6. 冷たい水
          3. 3 町の風土
            1. マチ(町)
            2. 善光寺町と松代町
            3. 町の仕事
            4. 自然の管理
            5. ザイ(在)の発見
        3. 二 風土の交流
          1. 1 山と平
            1. 行き交う人と牛馬
            2. 支え合う山と平
            3. 山へのまなざし
          2. 2 町と在
            1. 在へのまなざし
            2. 町が在の先に見るもの
      2. 第二節 環境の変化と家屋敷
        1. はじめに
        2. 一 家屋敷と環境
          1. 1 屋敷地の選定
            1. 家屋敷
            2. 屋敷と忌み地
          2. 2 災害と家屋敷
            1. 地すべりと家屋敷
            2. 洪水と家屋敷
        3. 二 家屋敷の変化
          1. 1 過疎化と家屋敷
            1. 移住と過疎化
            2. 商店街の空洞化
          2. 2 家屋敷の新しい流れ
            1. 土木技術の発達と新興住宅団地
            2. 新幹線開通と移転
      3. 第三節 季節観
        1. はじめに
        2. 一 時間と生活
          1. 1 さまざまな時間
            1. 過ぎ去る時間
            2. 繰りかえされる時間
          2. 2 生活の展開
            1. 年中行事と生活暦
            2. 村の時間と町の時間
            3. 作られるとき
        3. 二 季節の推移
          1. 1 秋の諸相
            1. 農作業の開始
            2. 収穫の時間
            3. さまざまな秋
          2. 2 町の季節
            1. 大売り出し
            2. にぎわうとき
            3. サラリーマンの季節
      4. 第四節 地域における葬儀の食事の担い手たち
        1. はじめに
        2. 一 葬儀の変遷とお斎のあり方
          1. 1 葬儀とお斎
            1. 葬儀とお斎の変遷
            2. 全体の傾向性
          2. 2 ある山村における葬儀とお斎
            1. 葬儀とお斎の移り変わり
            2. ウチワ
            3. ムラヤクとウチワ
            4. オテンゾサンとオイヌシ
        3. 二 ウチワと葬儀の食
          1. 1 食材の調達と献立作り
            1. 持ち寄る
            2. 献立作り
          2. 2 葬儀の食
            1. オチツキ
            2. 喪家の外での食
            3. お斎の膳
            4. 膳と椀
            5. トリマワシ
            6. 七日法事
            7. その後
        4. 三 オイヌシとウチワの女性たち
          1. 1 ウチワの女性たちの役割分担
            1. 役割分担
            2. 中心人物
          2. 2 オイヌシとはなにか
            1. オイヌシの存在
            2. オイヌシの仕事
    2. 第二章 地域の交流
      1. 第一節 町と里の交流
        1. はじめに
        2. 一 町・里・山の様相
          1. 1 『長野県町村誌』に見る市域の様相
            1. 長野市域の様相
            2. 山という場
            3. 町という場
            4. 里という場
          2. 2 高度経済成長と市域の変化
            1. 農業形態の変化と町・里・山の役割
        3. 二 町と里の交流
          1. 1 里の暮らし
            1. 町からの距離と山の所有
            2. 町という場の意味
            3. 焚き物の差異
            4. 坂畑の存在と山への運搬方法
          2. 2 町と里の経済的交流
            1. 下肥の供給地としての町
            2. ヒョットリによる銭の動き
            3. 背負い商いとその意味
            4. 大金と小金
      2. 第二節 山と町
        1. はじめに
        2. 一 山から町へ
          1. 1 麻を媒介とした交流
            1. 麻の栽培
            2. 麻の売買
            3. 麻問屋から下請けへ
          2. 2 薪炭生産を媒介とした交流
            1. 薪炭生産
            2. 消費者との交流
          3. 3 馬方茶屋と運送業者
            1. 馬方茶屋
            2. 運送業の仕事
        3. 二 町から山へ
          1. 1 生活用品を通しての交流
            1. 呉服屋の出入り
            2. 海産物
            3. 鍛冶屋と農家との交流
      3. 第三節 職人の世界
        1. はじめに
        2. 一 職人の種類
          1. 1 職種
            1. 『長野県の諸職』
            2. 長野市内の職人
            3. 横沢町の職人
            4. 技能功労者
          2. 2 町の職人と村の職人
            1. 地域の職人
            2. 町の畳職人
        3. 二 職人の生活
          1. 1 仕事の範囲
            1. 職人の出自
            2. 仕事の範囲
            3. 仕事の時期
            4. 仕事着
          2. 2 修業と出稼ぎ
            1. 修業
            2. 桶屋の修業
            3. 出稼ぎ
            4. 渡りの職人
        4. 三 職人のつきあい
          1. 1 組合
            1. 組合
            2. 符丁
          2. 2 職人の信仰
            1. 畳職人
            2. 屋根屋
            3. 鳶職
            4. その他
      4. 第四節 物語としての善光寺
        1. はじめに
        2. 一 地域社会と善光寺
          1. 1 善光寺を支える人びと
            1. 院・坊
            2. 信徒会
          2. 2 地域と信仰
            1. オコツアゲなど
            2. 地域社会からの独立
        3. 二 善光寺と周辺の空間構造
          1. 1 善光寺周辺の諸施設
            1. 往生寺と湯福神社
            2. 武井神社
          2. 2 境内の配置
            1. 東と西と
            2. 聖と俗と
        4. 三 説話のなかの善光寺
          1. 1 善光寺縁起
            1. 縁起の概要
            2. 西方の優位
            3. 俗人としての本田善光
          2. 2 石童丸・柏崎・土車
            1. 石童丸の背景
            2. 謡曲柏崎
            3. 親子の出会い
        5. 四 善光寺とは何か
          1. 1 出会いの場
            1. 生者の出会い
            2. 死者との出会い
          2. 2 聖と俗のあわいに
            1. 善光寺の位置
            2. ボーダーレスの時代に
      5. 第五節 城下町としての松代の伝承
        1. はじめに
        2. 一 町並みと景観伝承
          1. 1 町のたたずまい
            1. 街道の町並み
            2. 景観を受け継ぐ
          2. 2 侍町と町人町
            1. 絵図の記載
            2. 侍町と町人町の伝承
        3. 二 白鳥神社・祝神社と祇園祭
          1. 1 白鳥神社
            1. 侍町の鎮守
            2. 白鳥神社の祭礼
          2. 2 祝神社
            1. 町人町の鎮守と祭礼
            2. 境内社の祭礼
          3. 3 祇園祭
            1. 御祭礼
            2. 祇園祭と市神
        4. 三 町内の神々
          1. 1 秋葉社と鎮火祭
            1. 秋葉社
            2. 鎮火祭
          2. 2水神・道祖神など
            1. 水神
            2. 道祖神など
        5. 四 城下町の形成と継承
          1. 1 町内の景観伝承
          2. 2 城下町と祭祀
      6. 第六節 二つの町 -善光寺と松代-
        1. はじめに
        2. 一 松代の神社祭祀
          1. 1 町でまつる神社
            1. 町の神社
            2. 白鳥神社
            3. 祝神社
          2. 2 池田の宮と御祭礼
            1. 池田の宮
            2. 祇園祭の変遷
        3. 二 善光寺町の神社祭祀
          1. 1 町と神社
            1. 町と町並みの拡大
            2. 町内の神社
          2. 2 善光寺三鎮守
            1. 善光寺三鎮守と町内
            2. 御祭礼町と祇園祭
        4. 三 町の神社と祭り
          1. 1 神社祭祀と町内
            1. 町内の神社
            2. 御祭礼
          2. 2 市立てと外界からの神
            1. 市立てと祇園
            2. 市立ての神
    3. 第三章 社会の形成
      1. 第一節 女の暮らし
        1. はじめに
        2. 一 先祖を守る
          1. 1 家と嫁
            1. 嫁入りとご先祖様
            2. オモトヅキ
            3. オジサイ
          2. 2 親を送る
            1. 葬式
            2. 年忌
        3. 二 家を切り盛りする女たち
          1. 1 家経営と消費生活
            1. 生産と労働
            2. 財布の管理
            3. サラリーマン家庭
          2. 2 自分の金をもつ女性たち
            1. 稼ぎに出る女性たち
            2. 財布のあり方の多様化
          3. 3 家の繁栄ということ
            1. 女性に課せられるもの
            2. つきあい
        4. 三 町の女・村の女
          1. 1 町を生きる
            1. 大店の娘
            2. ハイカラ
            3. 院・坊の暮らし
          2. 2 農村から町へ
            1. 商家に嫁ぐ
            2. 町ぶり
          3. 3 多様な暮らし
            1. 戦争と女性
            2. 都市的生活
      2. 第二節 こどもの世界
        1. はじめに
        2. 一 生活世界の拡大
          1. 1 家から村へ
            1. 家の内外
            2. 屋外への関心
            3. 村の内外
          2. 2 村と町
            1. 町をみる
            2. 町の外へ
        3. 二 自然とこども
          1. 1 仕事と遊び
            1. こどもの仕事
            2. 虫と草花
          2. 2 自然環境とこども
            1. 田と山と
            2. 川と田
        4. 三 社会と学校
          1. 1 地域のこども
            1. 家のこども
            2. こどもの評価
          2. 2 学校と地域
            1. 学校友達
            2. 大人の世界へ
      3. 第三節 北信流をめぐる人びとのきずな
        1. はじめに
        2. 一 北信流のひろがり
          1. 1 歴史と範囲
            1. 松代藩と北信流
            2. 寺島宗伴の役割
            3. おこなわれる地域
          2. 2 謡の練習と種類
            1. 教養としての謡
            2. 謡の師匠
            3. 練習の機会
        3. 二 北信流をおこなう機会
          1. 1 祝いの席
            1. 婚礼
            2. こどもの祝い
            3. 新築祝い
            4. 年祝い
          2. 2 不祝儀の席
            1. 法事
          3. 3 さまざまな宴会
            1. PTA総会
            2. 区の会議
            3. 町の会合
            4. 会社の歓送迎会など
            5. 北信流と生活改善
        4. 三 北信流にみる人と人との関係
          1. 1 本家と分家
            1. 亭主役と本家・分家
            2. 杯の提案者
          2. 2 北信流の機能
            1. 主客はだれか
            2. 北信流の再生産
    4. 第四章 信仰と生活
      1. 第一節 境をめぐる民俗
        1. はじめに
        2. 一 境と空間構成
          1. 1 村の領域と境
            1. 村の入り口
            2. 市街地の拡大
          2. 2 屋敷と境
            1. 屋敷の形成
            2. 嫁を迎える
        3. 二 境と信仰
          1. 1 境と悪霊
            1. 境とまじない
            2. 妖怪の出現
            3. 厄を払う
          2. 2 境をこえる霊魂
            1. こどもの誕生
            2. 霊を供養する
      2. 第二節 道祖神信仰
        1. はじめに
        2. 一 道祖神の祭り
          1. 1 小正月と道祖神
            1. 小正月
            2. こどもと道祖神祭り
            3. 道祖神講
          2. 2 火祭りと道祖神
            1. 人形を焼く
            2. 火祭りと呪い
        3. 二 祈りのかたち
          1. 1 家ごとの神
            1. 道祖神の人形
            2. 持者のドウロクジン
            3. 高岡のドウロクジン
            4. 大橋のドウロクジン
            5. 山崎の人形
          2. 2 村ごとの神
            1. 越のオスガタ
            2. 平のオンマラサマ
            3. 東谷のカンタサン
            4. 柴のオンベ
            5. 日方の人形
            6. 西ノ久保の人形
            7. 上深沢の人形
          3. 3 家々を巡る神
            1. 平の勧進
            2. 芋井の勧進
            3. 下小鍋の勧進
          4. 4 道祖神と性
            1. 男根のツクリモノ
            2. 勧進と男根
            3. 供物としての男根
            4. 御神体としての男根
      3. 第三節 火防祈願
        1. はじめに
        2. 一 火と暮らし
          1. 1 火の恵み
            1. あたたかな火
            2. 火を燃やす
            3. 火の力
            4. 火とあかり
          2. 2 火の恐怖と鎮火への願い
            1. 大火の記憶
            2. 鎮火祭のある町
            3. 大火とうわさ
            4. 火事とお日待講
            5. 火防祈願と消防
        3. 二 火防信仰と人びとの暮らし
          1. 1 さまざまな火防信仰
            1. 火防への願い
            2. 秋葉信仰
            3. 古峰信仰
            4. 愛宕信仰
            5. 三峯信仰
            6. 皆神山侍従大神
            7. さまざまな火防信仰
          2. 2 火防信仰の移り変わり
            1. 火をめぐる暮らしの変化
            2. 火防神の今昔
      4. 第四節 戸隠講と木曽御嶽講
        1. はじめに
        2.  一 戸隠講の展開
          1. 1 戸隠講と宿坊
            1. 代参講としての戸隠講
            2. 宿坊と講
            3. 講社まわり
            4. 講の代参
            5. 正月の祈祷札
          2. 2 戸隠講の諸相
            1. 芋井の戸隠講
            2. 川中島の戸隠信仰
            3. 田子の戸隠講
            4. 松代町東条の戸隠講
            5. 松代町柴の戸隠講
            6. 丹波島の戸隠講
        3. 二 木曽御獄講の展開
          1. 1 御嶽講の諸相
            1. 柴御嶽講
            2. 松代・安茂里の御嶽講
            3. 甲州駒ヶ岳講
          2. 2 御嶽行者と儀礼
            1. 御嶽行者
            2. 御嶽行者への道
            3. 柴のアクマッパライ
            4. お加持の構造
            5. 丹波島の御嶽行者
            6. 伝統的な祈祷儀礼
          3. 3 御嶽教教師
            1. 御嶽教の教会
            2. 長野支部の活動
            3. 長野支部の御嶽登拝
            4. 御嶽行者と教会教師
          4. 4 講の形態
            1. 戸隠講のあり方
            2. 御嶽講のあり方
            3. 講の変容
      5. 第五節 浄土真宗をめぐる生活
        1. はじめに
        2. 一 真宗の展開
          1. 1 真宗の受容
            1. 親鸞と善光寺
            2. 寺院の伝承
          2. 2 真宗寺院の広がり
            1. 宗派別の寺院数
            2. 真宗寺院の発展
        3. 二 真宗の行事
          1. 1 真宗門徒の行事
            1. 報恩講
            2. 蓮如忌
            3. お持斎
            4. 永代経
            5. 太子講
            6. オモトヅケなど
          2. 2 名号堂をめぐる行事
            1. 名号堂
            2. 五分一の因講
            3. 浅川西平の説教所
      6. 第六節 御祭礼とびんずる祭り
        1. はじめに
        2. 一 長野の御祭礼
          1. 1 御祭礼と御祭礼町
            1. 長野県の祇園祭
            2. 御祭礼の縁起
            3. 御祭礼町
          2. 2 御祭礼の歴史
            1. 西方と東方の対立
            2. 鐘鋳川を境とする南北の対立
          3. 3 御祭礼の構造
            1. 天王下ろしと天王上げ
            2. 祇園祭のスターとしてのお先乗り
            3. シンボルとしての屋台
            4. お先乗りと屋台の巡行
        3. 二 長野びんずる -新しい祭りの創造-
          1. 1 夏祭り前夜祭(広告祭)
            1. 夏祭り前夜祭
            2. 夏祭り前夜祭
          2. 2 長野びんずる(市民祭)
            1. びんずるの由来
            2. 祭りの総称としての長野びんずる
            3. 祭り集団の単位
            4. 法灯採火の儀式
            5. 地縁集団の「連」からの離脱
    5. 第五章 現代と民俗文化
      1. 第一節 技能伝承の現在
        1. はじめに
        2. 一 産業政策と技術の伝承
          1. 1 伝統的な技術の伝承
            1. 畳職人の技能伝承
            2. 畳職人のさまざまな伝統的技能
            3. 戦後間もないころの畳職の修業
          2. 2 政策による技術の指導と認定
            1. 職業補導所と大工の技能の習得
            2. 一人前の大工への道
            3. 職業訓練法とつぎの世代の養成
            4. 国家検定と技能の伝承
            5. 養成工としての建具職の技能の伝承
            6. 養成工の制度と実態
            7. 養成工としての木工技能の習得
        3. 二 社会の変化と諸職
          1. 1 産業構造の変化と諸職
            1. 農業の近代化と曲げ物職人
            2. 工業化と諸職
            3. 機械化と原材料の不足
            4. ござ張りの機械化と影響
          2. 2 大企業の進出と諸職の対応
            1. プレハブメーカーと大工
            2. 畳職の対応
            3. プレハブメーカーと建具職
            4. 新しい職人像
      2. 第二節 花火とイベント
        1. はじめに
        2. 一 祭に華を添える奉納煙火
          1. 1 犀川神社の杜煙火
            1. 杜煙火の歴史
            2. 杜煙火を支える人びと
            3. 流派と秘法
            4. 花火(立火)の作り方
            5. プログラムと流派
          2. 2 諏訪神社の森煙火
            1. 森煙火の歴史
            2. 瓜割煙火会
            3. 警察の監視をのがれて
            4. プログラムの変化
            5. 森煙火当日の宣伝・町まわり
          3. 3 祭りと花火と若い衆
            1. 他地区の奉納煙火について
            2. 氏子を結集させる「瓜割魂」
            3. 若い衆と村人の力関係
            4. 花火好き
            5. 奉納煙火の見物人
        3. 二 行政主導の花火大会
          1. 1 えびす講煙火大会
            1. 主催者の変遷とその意図
            2. 戦後の復活
            3. 市域を越えて
            4. 市民の年中行事として
          2. 2 ニコニコお祝い花火
            1. 夏にも花火を
            2. イベントの誕生
            3. 花火に託す個人メッセージ
            4. 見物者の楽しみ
            5. 伝統とイベント
      3. 第三節 新しい地域社会の形成
        1. はじめに
        2. 一 新興住宅地
          1. 1 都市の拡大
            1. 市街地化の進行
            2. 都市の拡大
          2. 2 新しい町の形成
            1. 宅地の造成
            2. 地域社会形成に向けて
        3. 二 新しい生活
          1. 1 さまざまな生活
            1. こどもを中心として
            2. こどもの行事
          2. 2 地域の祭り
            1. 祭りの創造
            2. 神社の創建
          3. 3 地域社会の創造
            1. 生活環境の整備
            2. 新しい暮らし
      4. 第四節 地域の変容と祭り
        1. はじめに
        2. 一 村の変容と祭り
          1. 1 若者連がになった従来の祭り
            1. 獅子神楽の歴史
            2. 若者連のになった村の祭礼
            3. 他村とのつきあいと出張神楽
          2. 2 保存会がになうことになった村の祭り
            1. 平林の移り変わり
            2. 出張神楽の継承
            3. 獅子舞の芸を引き継ぐ意地
            4. 若者連から保存会へ
        3. 二 町の変容と祭り
          1. 1 町の変容と一体感をはぐくむ祭りの再生
            1. 問屋町として栄えた東町
            2. 神輿の中断から復興へ
            3. 神輿保存会の善睦会の活動
          2. 2 町の変容と活性化をはぐくむ祭りの誕生
            1. 南千歳町の移り変わり
            2. 女神輿の誕生
            3. 現代の祭り
  11. あとがき
  12. 民俗編専門部会部員・調査執筆員
  13. 執筆分担
  14. 話者・アンケート協力者
  15. 監修者
  16. 刊行委員
  17. 編さん準備委員
  18. 編さん委員
  19. 調査協力員
  20. 事務局・編さん室職員
  21. 索引
  22. [奥付]