廏はマヤとかウマヤとかといい、土間の続きにあり、外に小屋を設けるとソトウマヤとかソトマヤとかとよぶ。馬頭観音、コマタケサン(駒が岳さん)のお札が入り口に貼(は)ってあった。猿は馬の守護神といい、猿神をまつることもあった。馬を飼っていたのは明治までであり、遅いところでもだいたい昭和十年ころまでで、その後は牛にかわってきた。養蚕が盛んになると、廏だったところに板を張って蚕を飼うために使っていた。
廏の用途
廏はマヤとかウマヤとかといい、土間の続きにあり、外に小屋を設けるとソトウマヤとかソトマヤとかとよぶ。馬頭観音、コマタケサン(駒が岳さん)のお札が入り口に貼(は)ってあった。猿は馬の守護神といい、猿神をまつることもあった。馬を飼っていたのは明治までであり、遅いところでもだいたい昭和十年ころまでで、その後は牛にかわってきた。養蚕が盛んになると、廏だったところに板を張って蚕を飼うために使っていた。