稲こき

109 ~ 110

稲こきは、センバコキ(千歯扱き)・センダコキを用いておこなった。それ以前は、コキバシを用いておこなっていた。

 善光寺平で足踏み脱穀機が普及するのは、早くは明治後年であったが、一般には大正時代ごろからである。しかし、昭和時代の初めには、まだ千歯扱きも用いられていた。

 こうして稲こき作業が終わると、コキバシアゲといって収穫作業の終わりを祝うところもある。これは家ごとにおこなった。