火事と相互扶助

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火事の場合の援助は、岡田のように無尽講を立ててやることもあったが、多くみられるのは、経済力のある人が当座の品物やお金をもって見舞いにいったり、衣類、食糧、農具などを贈るという援助である。

 なお、無尽には、相互扶助的なものとして、クズ屋根の葺(ふ)き替えが大変なので屋根葺無尽といって、このためだけの無尽を立てることもあった。