老人仲間

278 ~ 279

男女とも六〇歳ないし六五歳ころになると、老人会、老人クラブなどに加入する。桐原や吉などでは、和楽会といって年二回旅行に行ったり、道路や神社、集会所の清掃などの奉仕活動をする。また、犬石などでは昭和三十年(一九五五)ころまで神社の祭りで神楽を出したため、若者組に神楽をきびしく教えゴッシャン(師匠)とよばれていた。

 今では、若夫婦と所帯を別にする家が増えたり、地区の年中行事が減ったりしたため、趣味や教養を高めるために公民館の集まりに出る人が増えている。


写真1-105 高齢者学級の拓本学習風景
(更北公民館 昭和39年)