松代の各町内でまつる神としては、秋葉神社のほかに、水神(すいじん)社、道祖神(どうそじん)社、稲荷(いなり)社などがある。水神社は、たとえば紺屋町でまつり、公民館の敷地に神祠が建立(こんりゅう)されている。これは、松代は水に困っているところなので、水源を求めて掘っていたら石の男根と女陰が出てきて、この場所が水源に適していたことからこれらを御神体としてまつるようになったと伝えている。水は水源から堀で引いていたのを、大正時代の初めに木管に換えて使い、大正時代のすえに上水道ができて役割を終えたという。