例言

一 長野市誌総集編は、既刊の市誌各巻の内容をふまえつつ、新しい史資料や視点もとりこんで、記述をすることとし、全体をつぎの四部にわけた。第三部の歴史を中心にすえ、これを六つの時代にわけて記述した。

  第一部 長野市の文化財と史跡

  第二部 長野市域の自然

  第三部 長野市域の歴史  原始 古代 中世 近世 近代 現代

  第四部 長野市域の民俗

一 本巻で用いる長野市域とは、昭和四十一年(一九六六)十月の市町村合併以後から平成十六年(二〇〇四)十二月までの長野市の範囲をさしている。

一 記述は原則として常用漢字、現代かなづかいによった。ただし、地名、人名、歴史的用語などで常用漢字にないものは正字体を用いた。

一 難読、誤読のおそれのある漢字は、適宜ふりがなをつけた。

一 史資料を引用する場合は、原則として読みくだし文にするかまたは要約文にあらためた。

一 記述に用いた文書名や文献名は、重要な場合に限って「 」や『 』を付して記した。そのうち、左の書目および所蔵者などは→以下のように略記した。

   『長野市誌』第二巻        →『市誌』②

   『長野県史』通史編第一巻     →『県史通史』①

   『長野県史』近世史料編第七巻   →『県史近世』⑦

   『長野県教育史』第八巻      →『県教育史』⑧

   『信濃毎日新聞』         →『信毎』

   長野県教育委員会蔵        →県教委蔵

   長野市教育委員会文化財課     →市教委文化財課

   長野県立歴史館          →県立歴史館

   長野市立博物館          →市立博物館

一 歴史的地名のうち、わかりにくいと思われるものは( )内に現地名を記した。

一 年号は日本年号を用い、適宜( )内に西暦年を記した。

一 人名の敬称は、原則として省略した。

一 写真・図・表は、第二部から第四部までそれぞれ通し番号を付し、典拠、所蔵、提供などを記した。

一 第二部以降で「第一部長野市の文化財と史跡」を参照とする場合、(文化31頁66)のように記した。

一 巻末に、本巻にかかわる執筆者名簿および執筆分担を記した。また、長野市誌にかかわる平成二年度から同十六年度までの、監修者、刊行委員、編さん準備委員、編さん委員、調査協力員、事務局・編さん室職員の名簿を載せた。