解説
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藤屋旅館は江戸時代の創業で、北国街道、善光寺宿御本陣としての長い歴史をもつ。現在の建物は、大正12年に行われた市区改正(大門の通りを5間から10間に拡張する工事)に伴い、大正13年に建築された。 当時としては斬新な3階建ての洋風建築で、外観は鉄筋コンクリートにタイルを貼った意匠であるが、内部は木造という構造を持っている。その特異な意匠で善光寺門前のランドマークとして親しまれている。 平成9年に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として、長野市ではじめて国登録有形文化財に登録された建造物である。
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