10 神風黌

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長柄町山根の神官黒須正氏の語るところによれば、三代に亘り寺子屋を開いていたという。師匠は、黒須政直、寛政十二年――文久二年頃で陸奥亮と称した、二代目黒須政綱文政五年――明治一八年頃三代、黒須角三、明治元年――明治二七年で、自宅を教場とし、教授内容は四書五経、習字、そろばんであったとのこと。資料乏しく、詳しいことは不明である。同家はその後大正七年頃より裁縫塾を開き女子教育に貢献している。