3 黒須塾(長柄村)

548 ~ 548 / 699ページ
 開塾は、大正七年より昭和十三年までで、指導者は黒須くらである。塾生は、十四才二十才位の女子で、人数は常時十人から二十五人位あった。通塾範囲は、長柄山、六地蔵、四木、国府里、味庄、道脇寺、山之郷、犬成等が多く、三年位で和裁一通りを終了した。日曜祭日、農繁期を除き毎日教授したが、謝礼は月五十銭位であった。
 この外、千代丸の林市子塾も、明治から大正にかけて、裁縫塾を開き女子教育に大きな功績を残している。