[学制発布と学校教育の進展]

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 明治五年(一八七二)八月学制発布によって、すべての国民は、みんな同じ学校で、同じ内容の教育をうけることができるようになった。以来、第二次大戦の終結まで約七十年の間、とにかく日本の教育はすばらしい発展をとげた。のであるが、その根柢に流れるものは、早く世界の列強に追いつく為の「富国強兵」の人間づくりであったと云えよう。次にその展開のあとを五つの時期にわけて記してみよう。