(4) 近代教育の充実時代(大正六年―昭和十一年)

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 大正の時代は、明治末期の教育体制をうけついできたが、中頃から、児童中心の教育が唱えられ、自由教育の花が咲いた。然し昭和初頭から次第に国家中心の教育が色濃くなり、昭和六年九月の満州事変を契機として、国定教科書には、軍事教材が著しく増加し、軍国主義の教育へとつゝ走っていった。