畠山敬三

610 ~ 610 / 699ページ

 

弘化元年(一八四四)小林・高山氏に生れ、後山根・畠山家の嗣となった。性温厚で徳望あり、明治の変遷のはげしい時期に、衆望によって山根・力丸・芦網・千代丸村戸長、旧味庄村外一一ケ村戸長などをつとめ職務に勉励して、地方自治の礎をつくった。明治三七年長柄村々長となる。また俳句を好くして、号を有竹庵三千雄と称し、県下でも俳人として知名であった。大正一四年五月没。八一才。