大田実

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明治二四年四月高山・大田弥三郎二男。幼より神童の誉高く大正二年兵学校卒。さらに陸軍歩兵学校において歩兵戦術を修得、海軍陸戦隊の礎をつくった。上海事変に陸戦隊長として勲功あり、南方各地の陸戦隊司令官として活躍、特に二〇年沖繩方面根拠地司令官として指揮、善戦敢闘七〇余日、六月六日の海軍次官あて訣別電報は今も人の心をうつ。六月一三日自決。彰徳碑が沖繩及自宅前にある。海軍中将。