町の執行機関は、町長、選挙管理委員会、監査委員、教育委員会、農業委員会である。執行機関がこのように独立した機関に分たれたということは、地方自治法の特色の一部をなすものであって、抑制均衡の原則に基づくものであることはいうまでもない。
　町長は、住民の直接選挙によって選ばれるもので、地方公共団体の最高執行機関として、その団体の各般の事務を自ら処理し、監督し、若しくは統制して、分立して特有の権限を持っている前述の各種機関及び各種団体を統轄する権限を持っている。
　長柄町の町長選挙は第一回は合併の翌月五月二五日に執行され、合併時の水上村長鶴岡金蔵が当選就任した。第二回は、昭和三四年四月三〇日に執行され柴崎盛伝が当選就任、第三回は昭和三八年四月三〇日執行され柴崎盛伝が無投票当選就任、第四回は昭和四二年四月二八日執行され岡本郁朗が無投票当選就任した。昭和四五年七月二八日岡本郁朗が病気のため死亡したため昭和四五年九月一三日選挙が執行され川嶋美董が無投票当選就任、第六回は昭和四九年八月二五日、第七回は昭和五三年八月二〇日に執行され川嶋美董が無投票当選し就任した。
 

初代　鶴岡金蔵

 

第2・3代　柴崎盛伝

 

第4代　岡本郁朗

 

第5・6・7代　川嶋美董