七 生産向上の光と影 7 The light and shadow of improved production

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 米は古くから物の価の標準であった。その米の生産にはげむ農民は、あるいは、お百姓といわれ、国の礎ともいわれて来た。農村の年中行事もすべて豊年万作をいのる行事であった。しかしその生産の向上と共に、この伝統に暗い影がしのびよって来た。以下その光と影の両面をたどりたい。