農地委員会の構成

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画期的な農地制度改革の直接の任務を委任されたのが農地委員会である。
 昭和二一年(一九四六)地主側三、自作側二小作側五、計一〇名の委員の選挙が行なわれ、一一月一一日、日吉水上長柄旧三村に農地委員会が構成され、活動を開始した。
 この委員によって、農地の買収、売渡事業は、昭和二四年頃までに一応終りを告げるようになった。
 その後、第五国会で、農地調整法の改正が行なわれ、農地委員の構成についても改正されたので、同二四年八月一八日、これに基づいた委員の改選が行なわれた。
 委員の構成は次の如く定められた。
 
 (一) 小作階層 二名、二反歩をこえる小作地を借入れ耕作する者
 (二) 地主階層 二名、二反歩をこえる小作地を貸付けている者
 (三) (一)(二)以外の耕作者又は農地の所有者六名この層は広い範囲の農家が含まれ、自作農家や一反歩前後の小作や貸付者も之に含まれる。

 
 以上三つの階層から、全村選挙でなく、階層別の選挙によって委員を選出した。次に委員氏名を記す。
 
第一回長柄村日吉村水上村
 斉藤丈輔
 飯高憲治
 米良一朔
 緑川茂松
 佐久間八郎
○大和久衛
 横山輝一
 黒須彦明
 宮沢操
 石井登
 秋山茂雄
○山田清治
 平川義丸
 高橋伝八
 前橋歓司
 山越信司
 加藤源良夫
 関兵司
 大野弘司
 前田政之亟
 篠田芳重
 喜多村徳衛
 今井健治
 三橋喜代治
 行方徳三郎
 平野郁弥
 大木楫治
○村上忠義
 長谷川潔
 田中一郎
書記書記書記
 鈴木郁郎
 斉藤忠
 吉井敬子
 畠山とし子
 三橋誠員
 小倉長一郎
 三橋胤雄
 田谷之嘉
 相馬博明
 今井光雄
 神崎てる
(○印委員長)

 
 
第二回長柄村日吉村水上村
 安藤稲作
 吉本重作
○蒔田民之輔
 若菜一男
 川崎隆三
 白井敏三郎
 外山重
 佐久間八郎
 長沢耕三
 篠原亘
○鶴岡邦雄
 小倉晃
 安部喜義
 尾高千三雄
 磯野九馬三
 佐久間卓二
 葛岡守
 宮崎重昭
 岡部道夫
 田辺好晴
 大塚延幸
 神崎菊司
○前田利矩
 伊藤安治
 鈴木義治
 行方久一郎
 今井健治
 前橋一郎
 鶴岡信吉
 鶴岡良策
(○印委員長)