長柄農業協同組合

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昭和二三年二月設立総会を開き、同年三月二日認可された。出資口数、一〇七二口、一口につき三百円、役員は理事一〇人、監事四人で、事務所は旧農業会のものを使用した。
 昭和二三年発足当時の事業計画書をみると
 1 農業技術の改善
  (イ) 稲作麦間直播普及  (ロ) 麦低温処理による春播普及  (ハ) 有能な農業技術員設置、経費概算 二一〇〇〇円
 2 共同施設
  (イ) 農業電化 約三〇万円  (ロ) 製米精麦製粉施設 約二五万円  (ハ) 共同脱穀各部落別一揃
 3 土地改良
  (イ) 灌漑排水路の開さく  (ロ) 耕地整理  (ハ) 山林開墾 八町歩
 4 販売事業
  (イ) 米 七千俵、麦 一千俵  (ロ) 藁工品 四万円  (ハ) 蔬菜 六万円
 5 農業倉庫事業
  (イ) 農業倉庫建設費 二五〇万円
 6 購買事業
  (イ) 肥料 二九〇〇叺  (ロ) 農機具その他
 7 金融事業 貯金、貸付金
 8 農村工業

  澱粉 施設費 生産高一五〇〇叺
 その後年を追って、充実発展し、昭和四〇年代初期からめざましい発展がみられるようになった。昭和五〇年の時点で経営実績をみると、次のようになっている。
 1 生命共済契約高 一九八、二五〇万円
 2 建物共済契約高 一三〇、四七〇万円
 3 出資金 一口三百円から千円とする
 4 貯蓄高 五七四、一九八千円

 このように実績が上ったので、昭和四九年(一九七四)近代的な農協事務所を建築した。
 面積七一〇・五二平方米。工事費八七、五三一、七一〇円である。歴代組合長は次の通りである。
 
氏名就任年月
初代
二代
三代
四代
米良一朔
柴崎盛伝
木島義夫
川嶋美董
昭二三、三、 二
昭二五、四、三〇
昭二七、五、二二
昭四八、二、二五