日吉農業協同組合

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昭和二三年二月一一日設立総会、同年四月二七日認可された。出資口数、五一八〇口(一口三百円)、役員は理事七人監事三人で事務所は旧農業会事務所を使用した。昭和五〇年度経営実績をみると、
 1 貯蓄総額 一、三八五、〇一三、三九三円
 2 長期共済契約高 三一三、七七七万円 (内)生命共済 二九一、〇五二万円 建物共済 一七、三〇五万円 こども共済 五、四二〇万円
 3 短期共済契約高 二〇八、五九〇万円 (内)火災 二五〇万円 自動車二〇八、三四〇万円
 4 購買事業 一二七、三一八千円 肥料、農薬、温床資材、農機具等
 5 販売事業 二二四、九八三千円 米、麦、雑穀、青果物等

 特に注目すべきことは、昭和四九年に建築したライスセンターを中心とした、野菜育苗施設、野菜団地施設、水稲苗供給施設などの諸施設で、近隣にその例をみない優れたものである。次にその成果の一端を示してみよう。
○ ライスセンター
 ライスセンターの仕事を解り易く述べると① 籾の乾燥(生又は半生籾)→② 籾摺り→③ 検査→④ 政府へ売渡し。
 昭和五四年度(一九七九)の実績を示すと、利用者は一五〇戸で殆んどが日吉地区の農家である。取扱った数量は 豊年早生 三四七八俵 越光 二三二三・五俵 合計 五八〇一・五俵 一俵当り調整費は、生籾の水分含有量で差があるが、平均一三八〇円である。

○ 水稲育苗センター
 農家から依託をうけて行なっている。昭和五四年度は、
 豊年早生 二、八〇〇箱  越光 二、〇〇〇箱
一箱手数料四五〇円、一反歩(一〇アール)分は二〇箱必要である。利用戸数は、五・六〇戸であるが、最近は田植機が普及し、育苗機とセットで購入するので、各農家で育苗するものも多く、利用者は年ごとに減少している。

 

育苗センター(長柄事業所)

 最後に歴代組合長と専務理事をあげておく。
 
組合長専務理事
氏名就任氏名就任
初代



 
高橋龍
木村明正
山田清治
酒巻英次
 
昭二三、四、二七
 二四、六
 二五、四
 四八、三
 
初代



鹿間好文
山田清治
前田義輝
小出定治
鶴岡嘉之
昭二三、四、二七
 二四、六
 二五、四
 二七、五
 三三、五