林道の整備

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森林資源を維持、管理したり、林産物を搬出する為には、林道の開設は欠くべからざる重要なものである。ところが、従来、この方面は、所有者の自由にまかされていたため、どうすることもできなかった。ただ入会地などは、慣行として、三尺位の林道が通っていた程度であった。
 昭和三三年、本町は、今後一〇年間を見通した長期総合計画を建てたが、その中に、表8のような林道整備計画を立て実行にうつしてきた。
 
表8 林道整備計画 昭33年 長柄町
路線名区 間事業内容事業費事業量事業効果
針谷―六地蔵線長柄沢―橋戸延長1300m拡幅千円
400
 
m
延長1300 
幅  4 
優良林野達成
労力節減
篠網―長柄山線荒戸―辰之沢 〃 1500m 〃4001500m
幅  4m
  〃
山根―山之郷線雨堤―砂坂  1000m 〃4001000m
幅  4m
  〃

 
 昭和四二年現在、林道は僅かに三千余メートルにすぎず、更に整備の必要を感じていたが、その後、林業構造改善事業の補助金も交付されるようになったので、林道整備を実施中である。
 
    註
 (1) 『長生郡誌』長生郡教育会編纂
 (2) 内藤泰雄家文書
 (3) 『長柄村郷土誌』長柄小学校所蔵
 (4) 長柄村農会文書。町役場所蔵