廿三夜講

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これは肥料無尽とも言うべきもので、前述の道脇寺上組で、明治四四年三月二三日から実施したものである。毎月会費は一口壱円を積立てる。抽籤によって落札者をきめるが、抽籤は毎月二三日に行うので、この名がでた。肥料購入のための資金は、農家にとって大きな負担であったとみえ、道脇寺だけでなく各部落で同様のものがみられる。次にあげるのは、金の代りに物を積立てる方法である。