(2) 厳しい学校の監督 (2) Strict supervision of schools

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 学制当時、学校の監督機関には、五つの段階があった。即ち、①督学局、②地方官(府県知事県令)③学区取締 ④監視訓導 ⑤学校事務係である。このうち督学局は、全国の学校の監督、大学の監督を行うものであり、地方官は、県内の学務の監督を行うもので、明治八年学務課ができて組織も充実したが、小学校に直接関係の深いものは、③・④・⑤の機関であったので、それらについて、その活動の概要を記してみよう。