その後、三二年にも法令を改正したが、実際には、このような教育を行うことはむつかしく、明治三九年(一九〇六)六月、石原知事が県教育会に対し「青年補習教育を適当に実施する方法」を諮問したことから、補習教育に関心が向けられ始めた。そし、大正の始め頃から、青年団の活動と相まって、補習教育が行なわれるようになってゆく。本町で旧三村の設置状況は次の如くである。
長柄実業補習学校 大正四年四月設置
日吉実業補習学校 大正九年四月設置
水上実業補習学校 大正一四年四月設置
日吉実業補習学校 大正九年四月設置
水上実業補習学校 大正一四年四月設置