一、生徒来賓着席 二、開式ノ辞 三、君ケ代合唱 四、勅語奉読 五、学校長式辞 六、管理者告辞 七、来賓祝辞 八、閉式ノ辞 九、茶話会
青年学校は、男女の青年に対し、働きながら学ぶ学校で、心身を鍛え、徳性を養い、実生活に必要な知識技能を授ける目的をもっていたが、戦争が激しくなると共に、軍事訓練が強化され、すべての行事も軍事的色彩の濃いものになり、鍛錬的行事が中心となっていた。
昭和一〇年九月二一日銚子方面ヘ自転車行軍四八名。
とあるごとく毎年、行軍は、重視して行なわれている。運動会は、一〇月―一一月の始めにかけて小学校と合同で行なわれた。
また農業的行事も毎年重視して行なわれた。
同一三年一一月一二日 神饌田収納式
同一一月一九日 竹加工講習会 七〇名参加
指導者は斉藤政雄(犬成)山口雄三(米穀検査所長)の二人であった。
同一二年一月一六・七日、農産物加工品評会に全生徒出品。
同一五年一月一六日、製炭窯二ケ所造成、製炭作業を行う。その他叺加工等も行う。
炭焼き作業(長柄青年学校)
青年学校教練査閲は毎年一回行なわれる最も重要行事である。それらの記載を抄出すると次の如くである。
昭和一〇年一〇月二三日、会場日吉校
水上日吉長柄三青校生一〇八名受閲。査閲官聯隊区司令官宮地少佐。午前八時査閲開始、午前中に教練終了。午後講評をうける。当日は、村長始め三村の在郷軍人会長、国防婦人会、青年団役員参観。前日にはすべての書類を検閲する。
同一一年一〇月二八日、査閲官小宮少佐
同一二年一〇月二四日 査閲官石川少佐
同一三年一一月八日、今年より、日吉・長柄・二宮三校査閲をうく。査閲官榎本宮大佐
同一六年一〇月一日、二宮・長柄・豊田三校の査閲を二宮校にて行う。査閲官石川少佐
同一七年一〇月一二日、査閲をうく石川少佐。
また連合演習など軍事的行事への参加が行われた。
同一〇年一二月一一・二日 郡内青年学校聯合演習実施。二宮押日に宿営し、払暁戦を行う。五・〇〇―九・〇〇時。統監学務部長。指揮官川村中佐であった。終って、長生中学(現長生高校)校に全員集会、講評をうけた。
同一四年八月一八日「青少年ニ賜リタル勅語」奉載式。全校生徒出迎え、○時四〇分に到着後、奉載式を行った。
同一六年五月二二日、全国青年学校生徒代表を宮城前広場に集め、陛下の御親閲を行った。代表者は、花沢幸 柴崎公平、大和久艶子で、柴崎盛伝教諭が引率した。
同一七年七月二五日、柴崎盛伝教諭、満州国勤労奉仕係として出張、九月二二日帰国。
同一九年一月七日、郡青少年団大会を茂原校で開催、午前五時会場に集合、参加一七〇名。盛会であった。
歴代校長次のごとくである。
平川公夫(昭一〇―一七) 大和久幸夫(昭一七―二〇) 柴崎盛伝(昭二〇―二一)
長柄青年学校(昭和15年)