[[道路網の整備]] [[Development of the road network]]

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 昭和五四年における本町の道路網の改善整備の状況は、次の表に示した通りであるが、このめざましい近代化した道路の建設をみたのも、ここ数年間のことである。表1がそれを物語っている。県道の舗装率は一〇〇%、町道も一三・三%となり、昭和五〇年の五・五%から大幅に向上した。明治以来、戦前までの曲りくねった山坂や泥濘の道路を歩いた者にとっては、全く驚嘆の外はない。
 
(表1)長柄町道路整備状況(S54.4.1)
延 長改良済舗装済面 積舗装率



mmmm2%
市 原・茂 原6,8346,8346,83451,440100
千 葉・茂 原6,0576,0576,05750,339100
木更津・茂 原4404404403,506100
日 吉・誉 田7,3357,3357,33546,196100
長 柄・大多喜5,1905,1905,19041,688100
合   計25,85625,85625,856193,169100


路線名実延長改良延長舗装延長改良率舗装率
mmm%%
一 級14,6004,52011,83330.9681.05
二 級28,70017,20020,06859.9369.92
43,30021,72031,90150.1673.67
その他306,7089,36014,6333.054.77
合 計350,00831,08046,5348.8813.30


区 分個 数延 長備     考
橋 梁106429m(内)木橋 個数  61
     延長 174m
トンネル5270m

 
 勿論、明治以降、郷土の人達は、自分達の利用する道路の維持改善についてさまざまな努力を払ってきた。しかし郷土の峻険な地勢と乏しい経済事情に阻まれ、思うにまかせず、その苦心の程もうかがわれるのである。そこで次に、郷土の人々が明治以来、道路網の改善に払った努力や苦心の跡をたずねてみよう。