国民健康保険

561 ~ 562 / 756ページ
国民健康保険制度は、事業所を中心とする職域保険(健康保険各種共済組合等)に対し、地域保険の性格を有する医療保険制度であって、その地域の一般住民の傷病出産死亡等に係る保険給付を目的としている。
 我国に於て、国民健康保険事業の開始は、昭和一三年(一九三八)国民健康保険法が公布されてからである。発足当初は、任意設置で、各町村とも役場自体で組合を作り事業を経営していたが、組合の趣旨が一般に徹底せず、事業の運営は容易ではなかった。
 昭和二三年に国民健康保険法が改正され、組合制度に代って、市町村の公営制の原則が確立された。長柄町の旧三村もこれを契機として、長柄村が二四年六月一日日吉村二四年四月一日水上村二四年七月一日、事業開始にふみきり、三〇年四月二九日、三村合併、公営とした。その後、三六年四月には、国民皆保険の実施となり、市町村に義務づけられたのである。前掲の表1・2は、本町の状況を示したものである。
 
表1 被保険者数及受診率の推移
年度被保険者数受診率
(一人当り)
昭和307,699100%
  317,266156
  327,136193
  356,714202
  386,231227
  405,752299
  445,585325
  455,422337
  465,279362
  475,150397
  485,002401
  494,756410
  504,534429
  514,369451
  524,272466
  534,193501
  544,120514

 
 
表2 保険税の推移(年度調定額)
年度調定額(千円)
昭和304,297
  334,556
  354,842
  384,730
  409,410
  4317,583
  4418,629
  4520,648
  4624,327
  4727,886
  4831,127
  4943,744
  5065,600
  5178,166
  5281,957
  5370,102
  5471,331