大正六年の豪雨

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針ケ谷、桜谷に山崩れが発生した。すなわち一〇月一日大暴風雨襲来、特に夜に入り豪雨となり各所に山崩れが発生した。針ケ谷区泉谷石井一郎家が一〇月一日夜裏山崩壊に因り住家を潰したが幸に死傷者は無かった。桜谷区鹿間展治家では一〇月一日裏山が崩壊し住宅を潰した。大正五年五月三日生れの嬰児もと子が生き埋めになったが近所の人々の救出に依り幸に怪我もなく助かった。