地区別 種 別 | 長柄地区 | 日吉地区 | 水上地区 | 計 | 備 考 |
茂原市水道 | 三二一戸 | 七三戸 | ―戸 | 三九四戸 | 水源は東圧の工業用水上、茂原市上水道 |
町簡易水道 | 九七 | 六九 | 六六 | 二三二 | |
計 | 四一八 | 一四二 | 六六 | 六二六 |
長柄町は、水資源に恵まれておりながら独自の立場で簡易水道の普及発達をはかることは絶望的となっていたのである。生活文化の向上に欠かすことの出来ない水道の普及について町民の要望は高まる一方であるので町は水資源地帯である優位な立場を堅持し、茂原市と協調し町全域の水道の普及をはかるべきであるとし、町の財政と部落の実情とにより逐次この構想の実現を進めることになった。
昭和四二年二月一日長柄町水道施設事業補助金交付要綱を定めた。この趣旨は、町は水道の普及を図るため水道法の適用を受けた給水施設の拡張及び加入に要する経費に充てる為長期融資を受けた借入金に対し、町の補助金交付要綱及びこの要綱によって当該事業を行う団体に対して、補助金又は利子補給金を交付しようとするものである。
経費の種類及び補助率は別表のとおりである。
別表 |
事業種目 | 経 費 | |
一 給水施設の拡張加入に要する経費 | 1 給水施設の拡張加入に要する経費として加入者の負担すべき額で、一戸当り負担額が五万円を超える額 | 二五%以内 |
2 部落公民館、青年館、消防器具置場等公共施設について新設に要する経費 | 五〇%以内 五万円を超える場合は五万円とする。 | |
3 事業に要する経費が一戸当り十万円を超、これに充てるための町内農業協同組合からの借入金について当該年度に支払うべき利子 | 当該年度に支払うべき利子額を限度として借入金額に対して年一%以内 |
このような助成措置により次第に水道が普及した。その情況は次のごとくである。
年 度 | 加 入 部 落 | 戸 数 |
昭和四一年度 | 徳増、長富、小榎本、金谷、刑部 | 八九 |
昭和四四年度 | 針ケ谷 | 四〇 |
昭和四五年度 | 鴇西、高山、大庭、大津倉 | 一五三 |
昭和四六年度 | 榎本、立鳥、鴇谷東部 | 六一 |
昭和四八年度 | 稲塚、篠網、辺田、田代 | 一〇一 |
昭和五〇年度 | 力丸、千代丸、山根、飯尾、別所、国府里、桜谷 | 一七二 |