立地
長柄町は、房総(ぼうそう)半島のほぼ中央に位置します。町内は、笠森(かさもり)層と呼ばれる凝灰質(ぎょうかいしつ)砂岩層(さがんそう)が分布しており、一宮川による複雑な谷が、狭い丘陵地をつくっています。
このような丘陵地に史跡長柄横穴群(しせきながらよこあなぐん)が存在し、指定面積22,721㎡、横穴墓(よこあなぼ)の総数36基を数えます。また、町内には約330基の横穴墓が造られており、近接する茂原市(もばらし)・長南町(ちょうなんまち)等と併せて、千葉県でも横穴墓が集中して分布している地域です。
県内の横穴墓分布状況