線刻画

 線刻画(せんこくが)とは、横穴墓の壁に尖(とが)ったもので線を刻(きざ)んで絵を描いたものです。特に、13号墓には、多くの絵が描かれており、人物・鳥・五重塔・舟に乗った人等が描かれています。横穴墓には、なぜ、このような人物・鳥・五重塔・舟等を描いたのでしょうか。死者のために生前(せいぜん)の自然や生活を描いたのか、あるいは来世の世界での安静な生活を祈ったものなのでしょうか。皆さんは、古代の人々の祈りの心を、どのように考えますか?

 


第13号横穴墓玄室線刻画