目次
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第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第一章 支配体制と村のしくみ
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第一節 関ヶ原戦後の領主
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六 戦後処理
美濃の除封大名
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この戦で西軍(石田方)に加担した諸将はほとんど領地を没収され取潰された。特に美濃国内には、西軍加担者が多かったので大きな変動があった。
岐阜の織田中納言秀信(信長の孫)一三万五〇〇〇石を始め、岩村の田丸中務大輔直昌四万石、苗木の川尻肥前守直次一万石など、一一家の封禄は三三万二〇〇〇石に及んだ。他に当時木曽代官であった犬山城主石川備前守光吉一万二〇〇〇石も除封の中にあった。