目次
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第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第一章 支配体制と村のしくみ
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第二節 領地所属の変遷
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四 苗木・岩村領の変遷
岩村城主三氏
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岩村領は、慶長六年(一六〇一)から寛永一五年(一六三八)までの三七年間が松平氏で、これが浜松に加増転封され、その後へ東濃における関ヶ原戦で妻木氏を助けて、石田三成方の田丸攻めを援助した丹羽氏次の子、氏信が入城した。丹羽氏は五代、六四年間在城したが、元禄一五年(一七〇二)に家臣山村瀬兵衛をめぐる家中騒動によって、本領半減移封の処罰をうけ越後国高柳に移った。
その後は、前の松平氏の分家にあたる松平乗紀が信州小諸から岩村へ移り、これより明治維新まで続いた。