目次
/
第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
/
第一章 支配体制と村のしくみ
/
第三節 領主の略系譜
/
三 山村家 (徳川林政史・木曽福島町史による)
二代 山村良利 [左衛門尉 三河守]
57 ~ 58 / 922ページ
ビューア該当ページ
永正一一年生。良道討死の時、良利は二歳であった。大永八年木曽義元飛驒勢と戦って討死の後木曽氏の勢は衰え、家士多く分散したという。此時良利は木曽を出て武田信玄に仕えたようである。其後度々の武功により美濃国安弘見(あびろみ)において三百貫の地を賜った。その後木曽義康が武田氏と和睦すると良利は木曽に来て義昌に仕えたが、天正一八年義昌が下総国網戸に所替の時、老年であるため木曽にとどまった。慶長四年九月六日没す。