目次
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第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第一章 支配体制と村のしくみ
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第四節 苗木遠山家の家臣団
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二 知行形態と家臣統制の諸相
物成米の支給
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物成米の支給については、天保一一年(一八四〇)の「給人知行米渡帳」によると、天保年間では二月四日と、一一月四日の年二期支給されていたことが記されている。また「苗木明細記」の遠山家年中行事によると「二月四日 今日諸士始足軽以下下々迠知行切米春取替之手形(冬取十一月四日の頃) 御金奉行より被相渡調印之上御代官ヘ差出ス」とありこれを裏付ける。しかし初期においては年三回であったとの記録も残っている。