[小川権蔵留書]

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天保一一年(一八四〇)の暮、中津川代官所下役を仰付られた小川権蔵は「役料金一両二分 御扶持壱人分被下置 物成等取扱諸事入念相勤候様……」と年寄(家老)より申聞され、福島より家族三人をつれて中津川へ赴任してきた。この天保一一年暮より慶応年中までの勤務について「諸事取扱留」を残した。これによって物成、川除など代官所の仕事や、手代の勤務の様子をひろってみた。