目次
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第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第一章 支配体制と村のしくみ
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第七節 村役人
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二 村方三役
組頭の選出例2
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湯舟沢村の場合である。組頭四名できたものを文化七年(一八一〇)に組頭の入札について
大高持百姓より二名
中高持百姓より二名
一般の各組より二名
の計六名を選出して二年勤務で、この組頭の中から勘定方二名をえらんで月交代で勤務するように村申し合わせをしている。天保六年(一八三五)、万延元年(一八六〇)にも同村の組頭は六名になっているから、この村申し合わせは生きつづけたと考えられる。全戸数約五三戸、五人組数八組の村で六名の組頭を選んだわけである。組頭の人数を各村別にまとめるとⅠ-46表のようになる。
Ⅰ-46 各村の組頭の人数の推定