目次
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第五編 近世(一) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第二章 検地・貢租
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第七節 年貢納入の実際
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一 免定から皆済目録まで
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年貢の納入
[年貢の納入]
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中巻別編には、千旦林村三百万石(五〇四頁)、駒場村(五三四頁)、中新井村久々里方(四九七頁)の勘定帳が記載されている。いずれも、検地による正式個人高から砂入り、水損など引高を差引いた残高に免をかけて、納入すべき高をあげ、それに付課税である口込米をあげ、さらに、夫役、諸役米、借米もあげて「納入すべき」の総計をだし、次に納入の実際を米納、金納の別をふくめてあげている。
ここでは前記以外の資料も入れて、実例を若干あげてみる。