川除・井普請

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川筋用水路の修理である。千旦林村明細帳に「井堰九ヶ所 但築立諸入用山村甚兵衛より入金被下候」とあるように、大水害による復旧工事はいうまでもなく毎年の保全修理にも、知行主が全部でないだろうが負担をしていた場合が大部分である。その負担の割合例は手金野上井水(Ⅳ-2表)にあげた。またそのために[井林]があった。
[参考] 広岡新田の川除・井林
  川除-栗の丸太に穴をあけて、木を差し入れて組み、その間に石をつめる。その上に砂をかけて「すす竹」を植える工法がとられたという。
  井林-よく成長する入会権のある林をえらんで井林にした[鷹見紀義氏談]。