落合村高は四八〇石四斗余で、これを山村[木曽方]、千村[久々利方]の両給人が折半して、二四〇石余を知行知されている。
これは「公儀 尾州迠書上高」と塚田手鑑(市史中巻別編一〇六五頁)にあるように、表高である。
宿村である落合村は、実際には、宿高としては新田分も入れて、
宿高五百七拾二石四斗六合
内
二百八十六石一斗八升三合 木曽方
二百八十六石二斗二升三合 久々里方 (塚田手鑑)
となっている。これが落合の年貢高である。これは、落合村に限ったことでなく、どこの村も同様である。