目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第五章 林業
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第一節 林政と林業経営
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四 法度と刑罰
隠木
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明和八年(一七七一)七月二二日、湯舟沢山の小谷で出水したため材木が押流されて散乱した。その折、落合村の町裏、小谷通り五か所に小物材木一八挺が隠木となっていた。そこで盗まれた木をさがせと厳重に命ぜられた落合村では、全力をあげて探した結果、小谷通り所々の川原に埋めてあった小物材木三〇挺を探しだしたが、犯人はわからなかった。そこで庄屋・年寄は連署して八月上松の役所へ詫状を出している(落合郷土史)。