目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第五章 林業
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第一節 林政と林業経営
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五 利用
内見の際心得
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伊勢遷宮造営材の内見があると、住民に対して諸心得が申渡された。その内容とするところは、村中火の要心を大切にすること。無礼のないよう心掛けること。高利をむさぼることのないよう。ばくちは勿論けんか・口論相慎むこと。迂木(せんぼく)見立の山へは入らないよう、また、猟師やおどし筒を停めた場所ではみだりに発砲しないように、の五か条にわたる申渡しがなされ、無礼のない様心掛ける通知で徹底されることになっていた。