宿駅の維持

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宿駅が御朱印状による継立てをはじめとして公の負担を果たし、宿の繁栄を維持していくためには、すでに述べた拝借金、お救金など幕府や領主からの助成金、特別の援助となる市運上金の活用があった。この他に宿駅を通る商人荷物に対する庭銭、口銭もあった。
もう一つ大きなものに、増人馬賃銭の上前をはねて宿入用にあてる刎銭(はねせん)がある。