目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第六章 宿・交通
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第四節 中津川・落合両宿の助郷
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一 助郷
助郷
1330 ~ 1330 / 1729ページ
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宿の常備人馬のみでは、宿から宿への継立がまかないきれない場合に、近郷の村々から人馬を徴発するという一種の課役が助郷である。また助郷は、これらの寄付(よりつき)の村を意味した。
さらに、この助郷について「何村を何宿の助郷にする」という指定は、道中関係のことであるから幕府の決定事項であった。
助郷の様子をのべる前に、助郷に関する用語について、中津川・落合両宿を主として、簡単にまとめてみる。