音を入れし鶯も咲け一周忌 奚花坊
むかへる魂も〓(梅)雨はれの雲 左 涼
檐はしりのよそにちきりの肌脱て 嵩左坊
沸手はやはりもとの水也 兎 乙
以下、廬玉・斗南・露文・巴考・東烏・巴鳰・幾昔・才我・里融・周雅・錦河・徐風・応笑・浦遊・元之坊・洗耳・古狂・鬼笑とつづけ、揚げ句は、
巡りあふて弔ふ忌も丁度はな 花実坊
陽炎のたつ塚の敷砂 馬 風
と短歌行を巻いている(落合公民館蔵)。
Ⅶ-23 うきくさ集(落合公民館)
萍(うきくさ)やはや一めくり流れ咲 右百茎老仙>みしか夜の夢とさめ行此日かな 霞外坊>