如月集

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東濃中津川、十回庵華実坊小祥忌、如月集、安政五戊午春、清水庵是住編輯(表紙)、巻頭に花実坊の肖像と辞世、遺偈臨書、前書馬風。以下是住・才我・桂父・竹巴・琴之・甫水・左涼・文獅・ミや・杉舎・兎乙・蕪言(中川成智)・四六・至友(肥田政縈)・三楽・日新(市岡殷政)・湖洲・喜遊・蘆舟・風獅(河村秀豊)・半米(間秀矩)・巴鳰(水野半四郎)・里つ・添月・時中・置仁・馬国・桐蔭(馬島靖庵)けい・成美・すミ・巴水(水野喜蔵)可聴・蘆玉・輅郷(遠山)で歌仙行一巻を巻いている。手向句には、才我・半米・兎乙・桐蔭・是住の発句、是住・穀生(よしなり)(馬島靖庵)の五言絶句、土衛(ひじもり)(市岡殷政)・秀矩の和歌、追加分はナゴヤ錦河、竹ガハナ臥雲坊、余興は兎乙・桐蔭・馬風、探題は日新他三五名、文通木口仙他一九名、ほかに雙芝園主および看雨山房主(山村良祺)フクシマ志水・李冠・洗耳・春香園(美濃派一五世国井化月坊)・春秋園(同一三世高木蠻化)・奚花老師(同一一世青木風二)という人々の供養句が入集されている(市岡正兄氏蔵)。