目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第七章 文芸・教育
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第二節 教育
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一 寺子屋
女子の教育
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女子の場合、一般には機織り裁縫のひと通りが出来れば一家の主婦として良しとされた。機織りは親から学び、裁ち縫いは裁縫の師匠へ通うくらいであった。
一部家庭の女子にあっては、寺子屋へ通い、男子と同じく習字を主とし、読みでは女用文章、女今川、女庭訓、百人一首などの素読であった。算術は商家などで教える程度であった。また稀には生花・茶の湯などを習うものもあった。