目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第八章 寺社
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第二節 寺院
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一 中世の廃寺
大泉寺 (本町)
1609 ~ 1609 / 1729ページ
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「廃寺趾考」は「恵下に端応寺あり、下町に移り後、天正四年(一五七六)市岡長右衛門尉ここに移す。瑞応寺跡安江久兵衛ノ南 今寺屋敷」
と、記述しているが、大泉寺の前身である瑞応寺は、現在の廃寺跡より一段下の段丘上に移築され、再び本町に移されたものである。
この大泉寺も文久二年(一八六二)の火災により北野に移転し現在に至っている。大泉寺跡には江戸時代中期の墓石が多く残され、墓地入口には観音堂がある。
大泉寺跡