目次
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第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-
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第八章 寺社
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第二節 寺院
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一 中世の廃寺
旧宗泉寺 (川上(かおれ))
1610 ~ 1610 / 1729ページ
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川上の正ヶ根に寺屋敷の地名が残り、恵那神社社務所裏に池の跡が認められるが、周辺の墓石は比較的新しく、他には寺跡に関係するものはなかった。寺院があったとしてもせまい平地であるから、建物も大きくなかったと推定できる。関係は分からないが、杉ヶ平後藤久則方の畑より、少量ながら白瓷系陶器(山茶碗)が採集され、中津川対岸の観音堂には五輪塔が、原弥兵方裏には五輪塔・宝篋印塔がある。