民衆信仰

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近世の苗木領内における民衆の信仰については、廃仏毀釈によりそのほとんどは破壊、消滅して、その概要を知ることができないのは残念である。「苗木明細記」(新田淳書)により近世に存在したと考えられる諸堂塔、その信仰をまとめることにする。観音、庚申等の遺跡の多いことから考えて、特に苗木ではこれらの庶民信仰の篤かったことがうかがわれる。

Ⅷ-40 八幡  穴観音


Ⅷ-41 日比野  瀧渓寺観音